かものめも

うのめたかのめ

都庁「新宿免許更新センター」での、75歳の免許更新が「あっという間」で驚いた

 

70歳以上の予約は必要なし

75歳、ペーパードライバーなのでゴールド免許、「優良運転者」である私が、免許更新に行って来ました。

東京都庁第2庁舎の2階にある「警視庁新宿運転免許更新センター」です。

都営地下鉄「都庁前」駅から東京都庁第1庁舎は直結なのですが、「警視庁新宿運転免許更新センター」があるのは東京都庁第2庁舎なので、第1庁舎の中を素通りで外に出て、第2庁舎までの連絡歩道を歩く必要があります。


最近は免許更新手続きも予約制になっているんですね。

予約制になったせいか、以前ほど混んでいません。

しかも、予約制なのですが、70歳以上の高齢者は予約の必要がないのです。

予約の必要がない、ということは、70歳以上で免許を更新する人は相当少ない、という事なんでしょうね。70歳以上で免許を返納する人は思いのほか多いようです。

ATMのような機械で受付

受付はまず、ズラリと10台くらい並んだATMのような機械に旧免許証を突っ込んで、画面の指示に従って操作します。

電話番号や、あらかじめ考えておいてください、と事前に言われている「2組の」暗証番号を入力します。

ただし、この2組の暗証番号は更新時には使いません。


その他の機会にも暗証番号を使う場面はほぼありませんが、現在の運転免許証は実はICカードになっていて、ICチップが埋め込まれているのです。

なので、ATMのような受付用機械に差し込むんですね。

そのため、銀行カードなどと同じように、本人確認を徹底するために、本人しか知らない「暗証番号」が設定されるわけです。

2組ある暗証番号のうち、1組目で本籍と写真以外の情報が、2組目で本籍と写真の情報を見ることができるのだそうです。

www.goo-net.com

登録票と申込書(アンケート付き)

さて、入力完了すると機械から、暗証番号の印刷された「登録票」と、「運転中に意識を失ったことがあるか」、など、いくつかの医学的な事を確認するための「アンケート」が裏面に付いた「申込書」が出てきます。

突っ込んだ旧免許証もまた機械から出て来るので、取り忘れに注意しましょう。

私は取り忘れて「かもさん、いらっしゃいますか〜、免許証お忘れですよ〜」と呼ばれてしまいました。

アンケートを記入

ここで、カウンターの「高齢者」という表示の所に書類を提出するのが手順のようでしたが、案内係の人が他の人の対応に当たっていたので、私は先に、後ろにあった記入台で、書類裏面のアンケートを書いてしまいました。

そうしてから「高齢者」カウンターに、ハガキなどの書類と一緒に提出しようと持って行きました。

75歳免許更新に必要なものは、

 

「更新のお知らせ」はがき(遅くとも更新期間の初日の前日までには発送されます)
運転免許証
更新手数料2,500円
高齢者講習終了証明書、特定任意高齢者講習終了証明書又は運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)終了証明書
認知機能検査結果通知書、認定認知機能検査結果通知書又は認知症に係る医師の診断書(認知症に係る医師の診断書を事前に提出している方は不要)
6運転技能検査受検結果証明書又は認定運転技能検査受検結果証明書(該当者のみ)
7眼鏡、補聴器等(必要な方のみ)

 

このうち、私が、

高齢者講習終了証明書をもらった時の記事はこちらです。

camonomemo.hatenablog.jp

さらに、私が5認知機能検査結果通知書をもらった時の記事はこちらです。

camonomemo.hatenablog.jp

私は6は該当しないので、

1〜5の太字のものだけ持って行きました。あと、書類記入のための老眼鏡も持って行きましたが、これは7の「眼鏡」には当てはまりません。


そうすると、カウンター内のちょっと離れた場所にいた係の人が飛んできて、書類をチェックしてくれました。

そして、「黒いボールペンをお持ちですか?それでは、このアンケートに答えて、、、」と、私が先ほど書いてしまったアンケートを見せられたところで、係の人がもうアンケートには記入してあるのに気付かれて、「あっ、もう書いたんですね、それでは、そちらの窓口で手数料をお支払いください」と指示されたので、右に数歩進んだ先にある窓口へ。

私は黒ボールペンを持って行きましたが、カウンターにも黒ボールペンの用意があったので、それを使わせて頂きました。

手数料支払い

さて、支払い窓口では2〜3人並んでましたが、窓口が二つあるので、すぐに順番が来ます。

一般の手数料は3000円ですが、高齢者は2500円。

Suicaやクレジットカードが使えるとの事なので「スイカでお願いします」で、即支払い終了です。便利。

視力検査

次に視力検査、ここで、顔確認のためにマスクをずらされます。

その次が写真撮影になるので、ずらすくらいなら、どうせすぐまた外すのだからと、マスクを外してしまったままで視力検査。

カウンターに置かれた、覗き穴が二つ開いている機械に両目を当てます。立ったままです。

まず左目のシャッターが閉じて、右目だけしか見えなくなりますが、そこで接眼レンズの中の視界に1つだけ出てくる「Cマーク」のどちらに切れ目が開いているかを答えます。

次に同様に左目だけで見て答えます。

そして3回目は両目のシャッターが上がるので、両目で見て答えます。

これだけで視力検査は終了。

写真撮影

次に同じカウンターの隣の担当者に書類チェックをしてもらって、「後ろの青い線に沿って9番に行ってください」と言われるので、床に描かれている「9番」の青い線を追うと、写真撮影の場所に誘導されます。

写真撮影も撮影場所が2ヶ所あるので、どんどん進みます。



「荷物をそこに置いてください」と言うので横にあったバスケットにデイバッグを置いて、イスに座るとすぐに、カッコつける間もなく、

「撮りますよ〜、パシャ!はい結構です。この出口を出てすぐ左に椅子が並んでますので、そこに座ってお待ちください」

部屋の外で待つとすぐに

というわけで外に出ると、確かに「高齢者の方はこちらでお待ちください」という張り紙があって、イスが10脚ほど置いてあります。


ははあ、ここでしばらく待って、次は講習なんだな、と思いながら2〜3分たったところで、係員の人が出て来て、「〇〇さん」、と呼ぶのです。

「はい」と答えると「これが新しい免許証です。住所氏名、間違いないですか?」と免許証を見せられるので、「はい、間違いないです」と答えると免許証を渡してくれて、「はい、ではこれで終了です。お気を付けてお帰りください」。

渡された新しい免許証をよく見ると、その裏に、ピッタリ同じ大きさの、今まで使っていた免許証も、穴開けられた状態で重ねられていたのでした。


「えええええ?もう終わり?」


この免許センターに来て、最初に受け付けしてから新免許証を受け取るまで10分もかかっていません。さっき来たばかっかりなのに!

感覚的には6〜7分といったところでしょうか。


あまりのあっけなさに、ほんとかなあと思いましたが、確かに考えてみれば、あらかじめ「認知機能検査」も受け、「高齢者講習」もすでにちゃんと受けているので、講習はもう済んでいる、必要ない、ということなのかな、と納得しました。

免許更新センター、場所が2ヶ所

1免許更新センター、2講習会場、
3タリーズコーヒー

写真のは「免許更新センター」、受付とアンケート記入、手数料支払い、視力検査、写真撮影を行う所。

講習会場です。最初はここの前を通りますが、素通りで、1まで歩きます。

タリーズコーヒー

今回のお話

今回は、都庁免許センターでの75歳の免許更新は、あっという間であったことをお知らせしました。

その早さにもびっくりですが、70歳以上の高齢者は予約不要、ということも私にはショックでした。本当に、高齢者の皆さんは免許返納しておられるのだなあ、偉いなあと、感慨深いものがあります。

帰り道、都庁展望台行きのエレベーターがありましたが、えらい人数が並んでいたので、ご遠慮しておきました。エレベーターに乗るのにも「入庁手続き」がいるようです。